恐るべきミンチ肉の正体
2001年、国内で初めてBSEに感染した牛が見つかって以来、
日本の精肉業界では次々と不祥事が続いています。中でも記憶に新しいのが、
今年6月に発覚したミートホープ社の牛肉偽装事件です。
牛ではないさまざまな種類の肉を使って牛肉風の肉を作り出す
「禁断のレシピ」とその手口は世間を驚かせました。
その、「禁断のレシピ」とは鮮度の落ちた肉を着色したり、
馬肉に牛脂を塗りつけ牛カルビとして出荷したもので、
普通に食べただけではほとんど違いは分からなかったというから驚きです。
ただ、そのレシピも究極の「禁断のレシピ」だったわけではありません。
そう、さまざまな肉を使ったといいますが・・・
そう、さまざまな肉を使ったといいますが、
人肉だけは使われていないのですから。
しかし、驚いたことに関西近郊のある大手食品製造メーカーでは、
実際に人肉混じりのハンバーグが出荷されたことがあるという噂があります。
その工場では、主にハンバーグやコロッケなどの加工食品を
製造卸販売していました。
また、その工場では偽装などはいっさい無く、
運営はいたって健全で消費者からのクレームもほとんど無かったといいます。
しかし、ある日のことです。取引先のスーパーから
クレームが入ってきました。
クレームの内容は・・・
クレームの内容は
「コロッケの中から指輪が出てきた」というものでした。
すぐさま、工場ではスーパーの商品を全て回収し販売は
ただちにストップさせ、他のスーパーにも連絡を取り、
工場内の点検に取り掛かりました。
しかし、従業員を総動員させて点検を行っても
どこにも異常は見つかりませんでした。
ただ、しばらくすると、1人の作業員が昼休みから姿が見えないとの
報告がありました。
それを知った工場員はその瞬間、誰もが同じことを頭によぎらせました。
しかし・・・
しかし、すぐにそんなわけはないと、それ以上そのことを考えることは
ありませんでした。
翌日、従業員の1人が行方不明になった彼の眼鏡を、
工場のミンチ製造器の側で発見しました。
そして、すぐさま発見者はそのことを口止めされたといいます。
さらに、担当者はクレームが来たスーパーに向かい、
ハンバーグに入っていたという指輪を確認しました。
そして、その指輪の裏面に刻まれたイニシャルを見ると、
愕然としたといいます。
そう、その指輪に刻まれたイニシャルが行方不明になった
従業員の名前と同じだったからです。
結局、この事件は警察にも通報されず、完全に箝口令が布かれ
表沙汰にはなりませんでした。
そして……
そして、なぜこのような事態が起こったのかも謎のまま闇に葬られたといいます。
ミートホープの事件でも分かるように、人間の舌の感覚は
そう敏感なわけではありません。
この事件がもし本当に起こったことだとしても、
また、このような事件が他にもどこかで起きていても、
公表されないかぎり私たちは気がつくことができないのです。
もしかしたら、私たちはもうすでにどこかで人間の肉を
食べたことがあるのかもしれません。
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