スナッフ・サイト
殺人の一部始終を
公開しているサイトがあるらしい…
みなさんスナッフ・フィルムというのをご存じですか?
そう、殺人の様子を一部始終撮影したフィルムのことで、
闇社会でマニアたちの間で高額で取引されているといわれています。
連続幼女誘拐殺人犯の宮崎勤もそのマニアの一人で、
その犯行を自ら撮影していたとも噂されています。
アメリカではこのスナッフ・フィルムのウェブ版とも呼べる、
殺人の様子を公開しているスナッフ・サイトがあるといいます。
現在では、このサイトは会員制で一般人には閲覧することはできませんが、
昔はアクセスすれば見ることができたのだといいます。
このサイトが、初めてその存在が確認されたのは・・・
このサイトが、初めてその存在が確認されたのは今から10年数年前のことです。
当時は、ウェブコンテンツも研究者の研究成果発表などばかりで、
さほど面白いものもなかったころで、
検索エンジンなども進化しておらず、URLはページ制作者から口コミで
教えてもらうことが多かった時代です。
発見されたのはほとんど偶然だったといいます。
サイトを発見した女性はミシガン大学に通うアメリカの学生で、
よく課題レポートを大学の図書館にあるパソコンで書いていました。
そして、その日も、いつものようにレポートを図書館で書いていました。
その時、何気なく目をやったパソコンデスクに、鉛筆でURLが書かれていました。
「誰かがメモ代わりにしたんだろうけど……」
彼女は好奇心でそのURLをブラウザに入力してみました。
するとHPが現れました。
その内容に彼女は目を疑いました。
そこには薄暗い部屋で床に血だらけで倒れている男性の写真が
たくさんアップされていたのです。
そして、よく見ると画像の下には・・・
そして、よく見ると画像の下にはこんな一文が添えられていました。
A guy in Michigan, Killed by me today
ミシガン在住のこの男は、今日俺が殺した
そう、殺人者が自らの犯罪を自慢するサイトだったのです。
彼女は何かとんでもないものを知ってしまったのではと思い、
すぐに図書館を飛び出して自宅に帰りました。
しかし、どうしてもあのサイトのことが気になってその日は眠ることもできず、
次の日の朝もう一度図書館のそのパソコンにいき、
そして、昨日のウェブサイトの映像が消えていることを信じてURLを開きました。
現れたのは同じく薄暗い部屋の画像でした。
ただ、あのむごたらしい画像はすでになくなっていました。
しかし、その代わりに、なぜか彼女の住所とプロフィールが書かれており、
その後にメッセージが一文。
You are the next star on my Web
次のターゲットは君だ
彼女はすぐさま警察に駆け込み、自分を保護してくれるように訴えました。
しかし当時、ウェブサイトの存在は世間での認知度も低く、
警察でもなかなか事情を分かってくれません。
それで、彼女は警察官に直接そのサイトを見せようと
一緒に大学の図書館に向かいました。
しかし、いざ図書館に着いてみるとパソコンデスクに書かれていたURLは
消されていて、サイトにアクセスすることができなかったのです。
彼女は、すでに自分が見張られていることに気がつき、
ほとんど半狂乱になりました。
「お願い助けて! 逮捕でも何でもいいから、とにかく一人にしないで…」
あまりにも様子がおかしいので、彼女は一応保護されたといいます。
その後、彼女は殺されることはありませんでしたが、
大学を辞め、その後の行方は誰も知らないといいます・・・
現在、そのサイトでは、これまでの殺人の記録、
次に殺す人物を予告しライブでその様子を実況中継していると噂されています。
彼女もその過去の記録の一人になってしまったのでしょうか…。
いえ、他人事ではありません。
もしかしたら、次のターゲットはあなたなのかも知れないのですから……。
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