モナ・リザに隠されたメッセージ
地球上で最も有名な絵画といえば何でしょうか?
さすがに沢山ありすぎて分かりませんね。
では、肖像画であったらどうでしょう?
誰もが知っているあの絵が浮かんできませんか?
そう、天才・レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた『モナ・リザ』です。
モナ・リザには様々な謎があります。
まず、描かれたモデルが誰なのか分かっていません。
また、なぜ喪服のような服を着ているのか?
なぜ眉毛がないのか?
なぜダ・ヴィンチは死ぬまでこの絵を手放さなかったのか?
挙げていくときりがありません。
さらには、モナ・リザは何枚もあるとか、
実はダ・ヴィンチ自身を描いた自画像であるという話もあり、
長時間観ているとダ・ヴィンチが隠したメッセージに気がついて
狂ってしまうといった噂もあります。
しかし、このように様々な噂や論争があるのも、
やはりモナ・リザが名画であるからこそです。
そんな究極の名画について、ここでは興味深い話をいくつか教えましょう。
みなさんはモナ・リザがどこに飾られているかご存じですか?
そう、パリのルーブル美術館です。
しかし、それは展示用のレプリカであるという話があります。
本物はごく限られた人しか観ることができないのです。
これも、モナ・リザが何枚もあると言われる理由かもしれません。
それでは、限られた人とは一体誰なのか。
それは、一説ではある宗教団体の上層部の研究者で、
本物に隠された宗教的な秘密を解明するためだけに観ることが
許されているといいます。その秘密もここで少しだけお教えいたします。
モナ・リザは実は男性だった。そんな話を聞いたことはありませんか?
あのなんとも不思議な微笑みに、奇妙な思いを抱く人は少なくありません。
かつて夏目漱石はモナ・リザは神秘的ではあるが、
同時に薄気味悪さも感じるといっています。
近代の芸術を変えたマルセル・デュシャンは、
彼女にヒゲを描き加えた作品『L.H.O.O.Q.』によって、
モナ・リザが男性的であることを暴き出しました。
また、ダ・ヴィンチの自画像だといわれるのもモナ・リザが
男性的であるからです。
実はモナ・リザが男性であるという説は半分は正しいのです。
そろそろ種明かしをしましょう。
まず、モナ・リザの背景に注目して下さい。
右上に見える湖の水平線に違和感を感じませんか?
水平線なのに斜めに傾いています。
また、絵の中央の両端にある黒い丸のようなものこれはいったい何でしょう?
これこそ、秘密を解く鍵だったのです。
ここで、分かりやすいようにモナ・リザを半分に切ってみましょう。
そして、端と端とをくっつけると、背景がピッタリと符合するのです。
湖、そしてその奥にそびえ立つ山。
そして大地の色合いまで世界地図のように綺麗につながっています。
みなさん、ここであることに気がつきませんか?
よく観て下さい。
この半分に分けられたモナ・リザの、左側が男性で右側が女性であることを。
髪型、体つき、そして表情まで。明らかにそうであることが分かります。
2人はアダムとイヴであるとも、
キリストとマグダラのマリアであるともいわれています。
また、ダ・ヴィンチ自身が両性具有であり、
やはり自画像であるという説もあります。
一方で、大富豪だけが鑑賞することができ、
そして莫大な金額で贋作を売るという詐欺が行われているという噂もあります。
1911年にモナ・リザが盗まれた時も、贋作が出回ったことがありました。
とにかくモナ・リザは、もう500年以上も前に描かれた絵です。
X線などで検査をしても、今あるモナ・リザが本物かどうかすら
判別できないのかもしれません。
とにかく、これだけの数の伝説や噂があり、
そしてそれが絶えることがないのは、モナ・リザが常に人々を
魅了してやまない名画であるからこそです。
一生に一度くらいは、あなた自身の目で観てみる価値はあると思います。
もしそのとき、あなたが隠されたダ・ヴィンチからのメッセージに
気がついたならば、こっそり教えて下さい。
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