吸血生物『チュパカブラ』の正体とは…
1995年11月19日、プエルトリコで謎の生物にヤギの生き血が
吸われるという事件が発生しました。
ヤギの死体には3つの傷があり、
体内からは血液が失われていたのです。
そして、それだけ大量の血液が失われたのにも関わらず、
周りには一滴の血液も流れていませんでした。
この日を境にフロリダ、アリゾナ、コスタリカなど南米の各地域で
合わせて千頭近い家畜が犠牲となり、
突然の吸血生物の出現に人々は震え上がりました。
この生物の目撃証言は多数あり、外見には様々な説があります。
ほとんどの証言で共通しているのは、赤い目を持ち、
体格に不相応な大きな頭を持っているということ、
そして血を吸い取るのに適した鋭い牙を持っているということです。
大きさは1mから1・8m。
「背中にはギザギザのトゲが付いていた!」というものや
「羽根が生えていた!!」などの証言があります。
さらに人間が近づくと『シャカシャカ』という音をたてて走って
逃げたというものや、背中の羽根ないしトゲを『ブーン』と震わせ、
飛んで逃げたという目撃証言もあるのです。
この生物は、犠牲となった家畜がヤギだったということもあり、
スペイン語で『吸う』という意味を持つチュパと
『ヤギ』という意味のカブラを合わせ、
「チュパカブラ(ヤギの血を吸うもの)」
と呼ばれるようになりました。
その後も次々と家畜が犠牲になり、多数の目撃証言が
生まれることになります。
頭にニワトリのような赤いトサカがあるというものや、
出現時に「下水の中にいた犬のような匂いがした」
などというものもあり
「湿気の多いジメジメした所に住んでいるのでは?」
という憶測も流れました。
生きたチュパカブラが確認されていないのにも関わらず、
この生き物がまるで実在するかのように、噂ばかりが広がったのです。
しかし、1996年7月を境に、チュパカブラの目撃証言は
パッタリと途絶えたのです。
実際、この生物の正体は何なのか?
事件発生時の前後にUFOが目撃されていたということ、
また外見上の特徴がリトルグレイなど有名な宇宙人と
共通するところが多かったため
「地球外生物ではないか?」という説も生まれました。
またコヨーテや野犬などの肉食動物を見間違えたという動物説、
悪魔崇拝などのカルト集団が行ったという人間説などが
浮かんでは消えました。
一体その真相とは…
実はチュパカブラとは某国が開発したキメラ(合成生物)
だったのではないかと言われています。
キメラとはギリシャ神話に登場するライオンの頭とヤギの胴体、
蛇の尻尾をもつ生物のこと。
そして、動物と動物をかけ合せ、
まったく新しい生物を生み出すという技術のことも指します。
皆さんご存知のように1996年といえば世界初の
クローン羊が誕生するなど、世界が一斉にクローン技術、
すなわち遺伝子組み換え技術に注目した年。
某国がチュパカブラが遺伝子操作によるキメラだということが
発覚する前に、急いでその存在を抹消したというのです。
あまりに荒唐無稽な話ではあります。
が、夜行性であることと、家畜の血を吸うという性質、
これは合成された生物の中にコウモリが含まれていたと
考えれば納得できます。
真相を掴ませないために様々な噂を流して情報を錯綜させ、
UFOに乗った研究チームがデータ集めとチュパカブラの
回収を行う…。
こう考えればその特異な性質や、神出鬼没ぶりも
説明できてしまいます。
実際、アメリカから遠く離れた中国や日本でも
チュパカブラの仕業と思われる吸血事件がおきています。
なぜキメラの研究をしていたかは分かりません。
しかし戦争が大好きなあの国のこと、
その使用目的は容易に想像できます。
近々起こるであろうある独裁国家との戦争で、
チュパカブラによく似た生物兵器が
目撃できるかもしれませんね。
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